CONCEPT

Kumamoto Secret Club

これはクラブの話ではありません。
人が人に戻るための、余白の話です。

ここは、逃げ場であり、実験場であり、余白です。

 
私たちは日常の中で、
知らず知らずのうちに多くの役割を背負っています。
 
仕事、家庭、立場、年齢、性別、評価。
それらは社会を円滑に回すために必要なものですが、
同時に、人から「人間らしさ」を少しずつ削っていきます。
 
Kumamoto Secret Club は、
そうした日常の役割や評価から一時的に距離を取り、
素の感覚に戻るための“余白”として設計された場所です。

秘密とは、隠すことではありません。

 
この場所が「秘密」である理由は、
特別なことをしているからでも、
誰かを排除したいからでもありません。
 
秘密とは、
不用意に開かれすぎないこと
軽く消費されないこと
言葉が安売りされないこと
 
誰にでも分かりやすく説明しない代わりに、
必要な人にだけ、静かに届く。
それが、このクラブの基本姿勢です。

自由は、放置ではなく設計から生まれます。

 
Kumamoto Secret Club には、
雰囲気や流れを守るためのルールがあります。
 
それは人を縛るためのものではなく、
安心して緩むための安全装置です。
 
管理されていない空間に、
本当の自由は生まれません。
 
水質が整っているからこそ、
魚は美しく泳げる。
私たちは、その考え方を大切にしています。
 
だから、ここは誰にでも開かれていません。

ここで起きることは、日常に持ち込みません。

 
この場所で生まれる会話や感情、関係性は、
あくまで「この場限り」のものです。
 
日常に持ち帰らないからこそ、
人は安心して弱さを見せ、
本音を語ることができます。
 
このクラブは、
現実逃避の場所ではありません。
現実に戻るための、呼吸の場所です。

これは娯楽ではなく、文化的実験です。

 
Kumamoto Secret Club は、
派手なクラブでも、
単なる飲み会でもありません。
 
人と人が、
どの距離感なら壊れずに関われるのか。
どの条件なら、本音が許されるのか。
 
その問いを、
小さく、静かに、実験し続ける場です。

入る理由は説明できなくて構いません。

 
この文章を読んで、
「何となく分かる気がする」と感じたなら、
それで十分です。
 
逆に、
違和感や居心地の悪さを感じたなら、
それも正しい反応です。
 
Kumamoto Secret Club は、
すべての人のための場所ではありません。
 
必要な人だけが、必要なタイミングで辿り着く場所。
それ以上でも、それ以下でもないのです。
 
ここに答えはありません。
あるのは、余白だけです。